今日はGW美術館・博物館めぐりの最終、刀剣博物館とトーハクに行ってきました。
帰った途端に雷雨になり、雹まで降り出してビックリ。
タイミングよく帰って来られて良かったです。
そんなこんなで刀剣博物館とトーハク。
さすがにGWとあってどちらも人が多かったです。
刀剣博物館は開館と同時に入ったのですが、開館待ちが他にも多数。
私が一通り見終わる頃には展示室が人でいっぱいになっていました。
いつもは人がいないショップにもわらわら人が。
それにしてもまあ若い女の子が多いこと。
ゲームをきっかけに日本の歴史や文化に興味を持つことは良いことだと思いますが、見てもいない刀剣の前でガラス前に物まで置いて3人で溜まってお喋りとかやめて欲しいですね。
順番に見ていた男性が待っているのにどきもしないし。
こういう一部のマナーの悪さでオタクはこれだからと思われるということを自覚して貰いたいものです。
そもそも美術品鑑賞なんて大勢で行くものではないですから。
自分もゲームにハマっている口ですけど、もともと美術品が好きですし、にわかとは言え今や純粋に刀剣鑑賞が趣味になっている身としてはこういう輩と一緒にされたくはないものです。
美術品としての鑑賞が出来ないなら来なくてよろしい。
展示自体はやはり刀剣を鑑賞するには最適ですね。
ガラス越しの距離も近いですし、刃に照明が綺麗に当たっているので刃文をしっかり見ることが出来ます。
今日もいろいろ名刀を見ることが出来ました。
特に目録を見ないで行ったのですが、明石国行が展示されていました。
控えめな装飾彫りが施された樋が美しい一振り。
さすが国宝ですね。
そして目録を見返していたらどうやら明石は昨年末に初めて行った時にも見ていたようです。
あの頃はまだゲームやっていなかったので何も気にせず見ていたのでしょう。
今日は写真可だったのですが、あからさまにオタクと思われる明石だけはちょっと撮りたくないというひねくれ感で撮りませんでした。
今日のお気に入りの一振りはこちら、津田越前守助広。
新刀ですけど助広も有名ですね。
ハバキ好きとしては、桜の紋様が何とも粋な銀のハバキに惹かれました。
刀文も大きくゆったりとした湾れが美しい。
ところで刀剣博物館は企画展示以外の目録が随分ぺらぺらでお粗末なのですね……。
次のトーハクは11時前に到着したのですが、チケット購入の列が凄いことになっていました。
それでも流れが早いので10分も待っていないですし、混んでいたのは特別展で、目当ては13室のみの私はさほど気にならず。
ただやはりいつもより人は多かったです。
特に興味もなさそうな子供がちょろちょろしていたのがちょっと目障りでしたけど、前から後ろから横からじっくり見てきました。
こちらでは国宝の観世正宗や、大鋒が見事な伝左行広などが展示。
伝左行広、前にも見た刀だったのかしら。
撮影禁止なので残せないのが残念なくらい実に見事な大鋒でした。
いろいろ見てきましたけど、やはりトーハクで見た青江守次の太刀が一番だったなと改めて思います。
あの太刀はまた是非とも見たい。
個人的に、腰反りで身幅は狭く、二尺六寸以上の刃長が長い太刀、鎬がはっきりした庵棟で大鋒、地金は柾目肌、刃文は直刃の古刀が好みです。
と、言えるくらいには知識も増えました。
刀剣鑑賞、やはり楽しいですね。
願わくはもう少し人が少ない状態で見られたら良いのですけど。
美術館、博物館もまだまだ行ったことがないところが多いのでいろいろ行ってみたいです。
美術鑑賞は小さな贅沢、大きな糧と思っています。
今年に入って今日で11ヶ所。
昨年1年間で10ヶ所だったので昨年を既に超えました。
今年はまだまだ行きます。
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