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陳情令39話。
ああ……これは駄目だ。
やっぱり号泣でした。
薛洋は歪んでいて極悪非道の最低な人間だと思います。
それは間違いない。
人として救いようが無い。
でも薛洋の憤りや苦しみや悲しみが否定出来ないことであることも間違いない。
薛洋をただの悪役と称することは出来ないのだと思います。
暁星塵の亡骸を丁寧に丁寧に綺麗にして、暁星塵の食事も用意して、たった1人で暁星塵が起きるのを今か今かと子供のように無邪気に待つ薛洋があまりにも悲しいです。
「嘘を信じて、なぜ真実を信じようとしない?」という台詞が苦しい。
既に涙で画面が見えないのに、暁星塵が薛洋の為に飴を置くところで嗚咽を漏らしながらの号泣でした。
義城での日々は、何も知らない間は暁星塵も幸せだったのではないかなと思います。
3人で過ごした日々は薛洋にとってもきっと今まで味わったことのないような幸せな日々。
何の見返りも無く優しくしてくれる暁星塵をいつしか薛洋も想っていて、けれど同時に憎んでもいて、執着して、歪んだ愛憎に因果応報的に結局は潰されるわけですが、最期にあったのは親を想う子供のような純粋な愛情だったのではないでしょうか。
ただ飴が欲しかった子供。
暁星塵の飴を何より楽しみにしていた子供。
暁星塵が自ら命を断った瞬間の薛洋の絶望にも等しい顔と涙があまりにも悲しい……。
血まみれの顔で暁星塵がくれた最後のひと粒の飴を握り締めて息絶える薛洋に涙が止まりませんでした。
義城編、短かったですが濃密でした。
39 話はタイトルからして切ない……。
そんな悲しみの前半から打って変わって潭州の町で楽しそうにはしゃぐ魏嬰が可愛いです。
陳情令は夜の町の映像がどれも美しい。
このシーンは原作になかったように思うのですがどうだったかしら。
兎の灯籠に目を惹かれる藍湛。
阿苑を思い出す魏嬰。
そんな魏嬰を見つめる藍湛と、藍湛に笑いかける魏嬰。
この笑顔がめちゃくちゃ可愛い。
子供たちの前での頼もしさや阿箐を軽々と抱き抱えていた男前で凛々しい魏嬰は一体何処に行ったのかと思うほどに可愛いです。
魏嬰が藍湛に向ける笑顔は本当にキラキラしています。
そんな魏嬰の太陽みたいな笑顔が藍湛は何より好きなのでしょうね。
華やかな夜の町で時が止まったかのように互いを見つめ合う忘羨。
振り返ったら真っ直ぐに自分見つめている藍湛に戸惑うような表情の後のこれを買おうの笑顔が本当にもう眩し過ぎます。
そんな笑顔を見たら藍湛の表情もそれはやわらかくなりますよね。
魏嬰がここにいて生きてくれていて、愛しくて愛しくて堪らないといった溢れるような笑み。
いつもキリッとした双眸の目尻が下がってとても優しくて甘くて……。
可愛い、魏嬰も藍湛もとにかく可愛いです。
そんな夜の町から連れ立って宿に戻る2人が何とも言えない甘い雰囲気で参りました。
これは最早子供たちに見せてはいけない姿なのでは?
いや、ただぶらぶら歩いて帰って来ただけなのですけど……。
どう見ても娶ったばかりの愛しい妻を連れた旦那の雰囲気。
魏嬰もそうですが、藍湛の楽しい嬉しい感情がだだ漏れで驚きます。
兎の灯籠なんか手にしてどう見てもご機嫌じゃないですか。
兎の灯籠を手に持つ藍湛がめちゃくちゃ可愛いかったです。
含光君があんな甘い雰囲気を纏わせて兎の灯籠……それは弟子たちも驚くでしょう。
潭州の夜の町の演出がとても素敵です。
今回はあまりに良くてついつい5回も見てしまいました。
いい加減眠い。
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