行って来ました。
織田信長を中心に、戦国時代から江戸時代初期の歴史資料を展示しています。
ネットを検索していた時に見つけた美術館です。
場所も場所なのでさほど人もいないだろうと朝一番に行ったのですが、早く着いて時間を潰している間に若い男性3人連れが来ていました。
そんなわけで開館から1時間を4人で貸し切り状態。
3人連れはよほど好きなのか1階からじっくりゆっくり見ていたので、私はさくさくと流してお目当ての武具展示へ。
ホームページにも写真が掲載されていますが、この展示室はとても素敵です。
そもそもこちらの美術館自体、今年の3月に開館したばかりなのでとにかくピカピカなのですが、オニキスのように黒光りする床に甲冑が展示されたクリスタルのようなガラスケースが整然と並んでいる様はまさに圧巻。
珍しい火縄銃に刀剣、甲冑、陣羽織と合戦にまつわる展示がされています。
30分くらい独り占めをしてこの部屋にいました。
好きなものをじっくり鑑賞したい人には理想的な楽しみ方が出来る美術館ですね。
刀剣は8振り。
来国光、粟田口吉光、長船長光、短刀、打刀、小太刀、太刀、殆どが拵もあり、実に充実した展示でした。
久しぶりの刀剣、やはり美しかったです。
刃紋もさまざまで実に見応えがありました。
特に美しかったのが来国光。
照明の当たりも良く、見事に浮かぶ鎬筋があまりにも美しくてずっと眺めていたほど。
誰もいないので音楽も聞かず、エアコンの音だけが響く中でたただだ無心で刀剣を眺めるという、何とも贅沢なひとときでした。
こんなに何も考えないでいられる時間を過ごしたことがあったかしらと思うほど、貴重な時間を過ごしました。
しかしこの部屋で刀剣を見ていると、ガラスに反射した背後に列なる甲冑が動き始めるのではないかという得体の知れない恐怖を感じ、背筋がぞわりとします。
この展示室は本当に素敵。
刀身だけではなく拵が展示されているのも蒔絵好きには嬉しい限りです。
「黒小刻秋草蒔絵打刀拵」という拵がとても素敵でした。
黒漆塗りの鞘に金蒔絵で萩などの秋草が描かれ、切羽や鍔、目貫、笄、鐺など、随所に施された細かい意匠が実に見事。
牡丹の目貫や鍔などは、それだけで素敵な宝飾品になるのではないかと思うほどでした。
微妙に色が異なる藤色の下緒や柄巻もとても素敵で、こちらの拵もこれでもかというくらいじっくり微に入り細に入り鑑賞していました。
なかなか得難い貴重な時間を過ごせたと思います。
あまり興味の無い書も1室まるまる使うほど数が多く、信長から秀吉、明智光秀、武田信玄、毛利元就など、そうそうたる人物の書が展示されているのでなかなか面白かったです。
秀吉なんて字までおおらかと言うか何というか、文字は人となりを表すものなのだなと、そんなことを感じながら眺めていました。
1時間ほどひとりの贅沢な時間を過ごし、3人連れが展示室に入ってきたタイミングで出ましたが、ちょうどおばさま2人連れが入って来ていたので開館1時間は2組だけでした。
静かに鑑賞出来て良かったです。
そんな泰巖歴史美術館は町田の住宅街に唐突に現れます。
ハニカム模様の壁面に市松模様の床面と何ともモダンな建築。
拝観料1,500円と少々お高めですが、それに見合った見応えがある美術館だと思います。
何より展示室を独り占め出来る贅沢な時間を買ったと思えば安いくらい。
展示が変わったらまた行きたいです。
しかしそんな美術館とは打って変わって町田の人の多さにはちょっとげんなりしました。
たかが町田と思っていましたが、新宿より人が多いように感じました。
やはり近場の方が人が増えているのかしら。
なだ万のお弁当を買おうと寄った小田急も人が凄くて、新宿伊勢丹の方がよっぽど快適にお買い物が出来る感じです。
なだ万のくまもと味めぐりは今日も美味しくいただきました。
