を昨日観て来ました。
二度目の日生劇場。
一般販売開始後に取ったチケットですが、グランドサークルセンター2列目が取れて良かったです。
前回の真後ろ席という偶然。
早めに入ったのでサイドの席も行ってみましたが、思ったより見切れないので見やすそうです。
しっかり斜め配置ですし、座席も後ろに重心が行くような角度で座りやすく、日生劇場は古いですが全体的に観やすい良い劇場だと思います。
グランドサークル2列目も前の人の頭が全く被らずとても観やすかったです。
扉前だったので退場も一番最初で楽チン。
日生劇場はきちんと細かく番号でブロックごとに分けての退場でした。
係員がすぐ近くに来て案内してくれたので分かりやすかったです。
お喋りも帝劇に比べたら圧倒的に少なかったですね。
まあ一部壊れたレコードのようにずっと喋っていた小娘はいましたけど。
キャストのお喋りやめてアナウンスが何度も流れても平気で喋り続けるあたりやはり喋るのをやめると死ぬのかしら。
入場の段取りも良く、対策もきちんとされていて、グッズ売場も買いやすく、安心して観劇出来ました。
そんなこんなでジャック・ザ・リッパー。
キャストはこちら。
ジャック:加藤和樹
アンダーソン:松下優也
ダニエル:木村達成
言わずと知れた切り裂きジャックのお話です。
暗いグロい。
ゴシックホラーといった感じでしょうか。
とにかくこれでもかと人が次々死にます。
20年くらい前だったかジョニー・デップの映画も見ましたけど、舞台にしてもやっぱりグロいです。
というかよくぞ舞台でここまで。
死体に跨がって腸を引き摺り出すシーンは結構ビックリしました。
他にも血みどろな演出だらけ。
うっそりとしたロンドンの下町のセットが素晴らしく、世界観に浸れます。
そして心地良い歌声。
アンダーソン役の松下さんは黒執事のセバスチャンですよね。
甘い色気のある伸びやかな歌声が何とも気持ちが良い。
一番好きな歌声でした。
気怠げで暗い影のあるアンダーソンにぴったり。
この子のミュージカルはまた観てみたい。
ダニエル役の木村君も真っ直ぐで実に気持ちの良い歌声ですね。
エリザベートのルドルフも観てみたかった。
この子はとにかく顔が良い。
今時の顔ではなく、日本男児という感じの涼しげで凛々しいシュッとした顔。
小顔でスタイルが良く、文句無しに良い男という感じです。
和樹は声量が抜群でした。
よくよく考えたらフランケンシュタイン、マタ・ハリ、ジャック・ザ・リッパーと、ちょっとアレな役ばかり観ていることに気付きました。
今回もジャックだったので実に気持ちの悪い不気味な役どころでした。
和樹、こんな役が多いのか?
いえいえ、似合っていましたけどね。
女を虫けら以下に思っているのか、グロリアの脚をずるずる引き摺り回すシーンが好きです。
とにかく気持ち悪かった(褒め言葉)
カテコで怖っ!気持ち悪っ!とばかりにポリーに振り向かれていたのが笑えました。
和樹の気持ち悪さはマタ・ハリのラドゥーを思い出します。
女性キャストではMay'nが出ていたのですが、誰だっけ?何歌っていたっけ?と思いながら観ていて、あ、マクロスのシェリル・ノームかと唐突に思い出しました。
女性陣も低い歌声なので聴いていて心地良かったです。
全体の感想としては、うーん、曲が全く残らないミュージカルは印象としてはどうしても薄くなってしまうなあという感じです。
フランケンシュタイン、マタ・ハリもそう。
エリザベート、ダンス・オブ・ヴァンパイア、王家の紋章のように記憶に残る曲が無い。
まあ曲は完全に個人の好みですよね。
個人的に残らないだけです。
未だ謎の未解決事件であるわけですが、ジャックの解釈は面白かったです。
なるほど、そういうことかと納得。
個人的に恋愛要素は無くて良いと思ってしまう方ですが、アンダーソンとポリーの関係は何とも切なくて好きでした。
いろいろなものを腹の中に抱えていそうなアンダーソンが良い。
常習なのはアヘンの方が良かったなと思いますが、さすがに舞台では難しいので手軽な吸入しやすいコカインにしたのでしょう(映画フロム・ヘルではアヘン窟)
アンダーソン、最期はコカインで命を落としそう。
観終わってスッキリとはいかない暗さとグロさなので、夜に観るのはちょっと……というミュージカルでした。
劇場を出て太陽の光を浴びて漸くほっとする感じです。
話は知っていますし、雰囲気は好きなので楽しめましたが、個人的には何回も観たいとはあまりならないですかね。
キャス変はちょっと気になりますけど。
退屈で寝てしまうようなお話でも無いですが、アンサンブルシーンが多くてちょっと冗長に感じてしまうのは否めませんでした(何気に一番出番が多いのはアンサンブルの皆さん)
でもやっぱりグランドミュージカルは楽しいです。
生オケにコーラスが入るとゾクゾクします。
キャストごとの歌を1コーラスずつ繋げたカテコも贅沢で良かったです。
エレキギターを使ったロック調の曲も多いので記憶に残らなかったけどカッコ良かったなという印象でした。
それにしても昨日は疲れました。
何しろ1時間間違えて早く出たせいで電車に予定より長い時間揺られることになり、時間あるから三菱一号館美術館でも行こうと思ったら展示替えの休館中でやむなくベンチで時間を潰し、帰りの電車では頭痛と貧血でぐったり。
帰ったら扇風機や空調座布団がつけっぱなし。
夜は危うく土曜日と勘違いして明日も休みとアラームをセットし忘れるところでしたし、とにかく朝からダメダメな1日でした。
ここまでポンコツなことも珍しい。
まあそれでも無事に過ごせて良かったです。
時間を間違えた話を課員にしたらどうしたんですかと驚かれました。
そりゃそうだ。
普段はきっちり時間を調べて全く無駄なく効率的に行動する派なのでこんなうっかりは本当に珍しい出来事です。
なかなか貴重な経験でした。